2008/09/08




「熊野詣その1〜6」Flashムービーはこちら



熊野詣その1 旅立ち




年が明け、弥生3月ともなると心浮き浮き、急にわくわくしてくる。
待ちに待った光の春、芽だしの春の始まりだ。
熊野の地が私を呼ぶのか渓谷の舞姫や妖精が呼ぶのか定かではないが、想いは熊野へと・・。
遠く神話の時代から聖なる地として、その名を歴史に刻んできた南紀・熊野。
世界遺産となった巡礼の地に舞姫は居るのだろう。
雄大な自然と歴史、岩千鳥に癒しを求め、私の熊野詣は今年も始まった。








高知駅発7時の「南風」で一時間くらい行くと吉野川の上流部にさしかかります。









いかにも岩千鳥がありそうな大歩危、小歩危の渓谷。









瀬戸大橋を渡るといよいよ四国ともお別れ。








新大阪から新宮行きのオーシャンアローに乗って4時間の旅の始まり。
太平洋の大海原と複雑なリアス式海岸の美しい風景が車窓に拡がる。










電車も大阪から和歌山に入るとフジやツツジが咲いていて、若葉とあいまっていっそう彩りを添える。
車窓からの季節の花や黒潮洗う海岸線を眺めていると退屈することはありません。









橋杭岩が見えてきた。
ここなあたりは本州最南端の地か。
重なり合い果てしなく続く紀伊山地と黒潮洗う眩しい海の光景。
鮮やかな対照を見せる風景こそが南紀の魅力。








満席だった車両も那智勝浦を過ぎると私一人になった。









黒潮の海がもたらす豊かな海の幸と舞姫が私を新宮へと誘う。
この美しい海岸が見えてくると新宮はもうすぐ・・・・。







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